議会発言集
議会発言集
令和 4年 決算審査特別委員会(健康福祉分科会 第2日)−09月29日-07号
令和3年 決算審査特別委員会(文教分科会 第1日)−09月22日-04号
令和2年 決算審査特別委員会(文教分科会 第2日)−09月25日-05号
令和1年 決算審査特別委員会(総務分科会 第1日)−09月19日-02号
令和1年 決算審査特別委員会(総務分科会 第2日)−09月25日-03号
平成30年 決算審査特別委員会(健康福祉分科会 第2日)−09月28日-
平成29年 決算審査特別委員会(総務分科会 第2日)−09月21日-
平成29年 決算審査特別委員会(総務分科会 第1日)−09月19日-
平成27年 第1回定例会ー2月26日ー 自民党代表質問(前編)
平成15年 決算審査特別委員会(一般会計・特別会計)−12月12日
平成12年 決算審査特別委員会(一般会計・特別会計)−12月11日-
平成11年 第3回定例会−07月06日-
◆14番石田康博) それでは,2002年ワールドカップサッカー参加チームベースキャンプ地の立候補について,総合企画局及び市長に伺います。次に,仮称菅生ヶ丘地区特別養護老人ホームについて健康福祉局に,さらに仮称宮前スポーツセンター建設について教育長に伺います。それぞれ一問一答方式で順次伺いますので,よろしくお願いいたします。
まず初めに,2002年ワールドカップサッカーキャンプ地の立候補についての質問をいたします。
川崎市は,Jリーグを抱える都市として,市民のサッカーに対する意識が年々盛り上がりを見せているところであります。2002年6月の日韓サッカーワールドカップ開催まであと3年となり,心待ちにしている市民も多くいると思われます。出場国のベースキャンプ地として他都市の誘致合戦が激化している中,川崎市のベースキャンプ場誘致に対して本市はどのように考えているのか伺います。以上です。
○副議長(佐藤忠次) 総合企画局長。
◎総合企画局長(君嶋武胤) 2002年ワールドカップサッカー大会のキャンプ地についてのご質問でございますが,キャンプ地の位置づけといたしましては,出場チームが大会開幕前から,あるいは大会期間中に一定程度長期に滞在してトレーニングなどを行う場でございまして,そのための各種練習施設や宿泊設備を備えていることが条件となっております。また他方,キャンプ地とは別に本大会試合会場周辺における練習会場というものが必要とされております。この練習会場につきましては出場チームが試合会場入りした後にコンディション調整等を行う場でありまして,それぞれの試合会場ごとに4ヵ所以上の練習会場を用意することが求められていると伺っております。横浜国際総合競技場が試合会場となっているために,現在,横浜市から本市の等々力陸上競技場をぜひ練習会場の一つとさせてもらいたい旨の話がございます。施設の使用期間が重複することが見込まれるために,キャンプ地と練習会場を兼ねることは非常に難しいものと考えられますが,世界最大級のスポーツイベントとも言われておりますワールドカップ大会が身近に開催されるわけですので,関係局とも連携いたしまして,本市のサッカー協会など関係機関とも十分協議しながら,川崎市にとってできる限り効果を上げられるよう取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(佐藤忠次) 石田議員。
◆14番(石田康博) 先般,川崎市長の発言に,出場国に対し練習場の提供も考えていると前向きな発言がありました。出場国の友好関係をつくり,スポーツ振興を図る最高の機会ではないかと思いますが,川崎市にかかわりの深い友好都市との連携はあり得るのか伺います。また,川崎市がキャンプ地となるためには,2002年ワールドカップ組織委員会からの数ある条件をクリアすることが求められるが,実際にできるのか,交通や警備を含めて具体的にお示しください。以上です。
○副議長(佐藤忠次) 総合企画局長。
◎総合企画局長(君嶋武胤) ワールドカップサッカー大会に伴う友好都市との連携及びキャンプ地の条件などについてのご質問でございますが,まず友好都市との連携についてでございますが,この大会は世界各地から予選を勝ち抜いた出場国が集まる場でございますので,ご指摘のようにスポーツを通じた国際交流の推進や友好関係の構築という面において非常に意義あるものと受けとめております。本市の姉妹都市や友好都市などとの連携につきましては,その国の本大会への出場が前提ということになりますが,この大会をさらなる契機として,これまでのいろいろな形での交流や友好関係を一層深められるよう,連携のあり方などについて検討してまいりたいと存じます。
次に,キャンプ地の条件などについてでございますが,この大会の運営主体である日本組織委員会からキャンプ候補地として公認されるためには,試合会場と同等の芝の面を有する公式サイズのグラウンドが近接して2面以上あること,悪天候時におけるトレーニングが可能な体育館等の施設を備えていること,チーム関係者等全員が宿泊可能な宿泊施設が近接に立地していること,またトレーニング施設や宿泊施設が最寄りの主要空港や鉄道駅から一定の距離,時間内にあることや,警備,医療等に関する地元の協力体制があることなど種々の条件がございまして,これらを踏まえまして本年の9月末までに申請することとされております。仮に等々力競技場をメーンの練習グラウンドとして想定いたしますと,期間中の施設の占用など運営上の課題は幾つかあろうかと存じますが,施設の立地や宿泊などに関しましては一定の条件を満たせるのではないかと思われます。しかしながら,練習グラウンドが近接して2面以上必要とされているために,仮設などにせよ,もう一面のグラウンド整備が必要なことや地元の協力支援体制づくりなどの課題もございますので,関係局や関係機関とも十分協議してまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(佐藤忠次) 石田議員。
◆14番(石田康博) ワールドカップと名のつく世界大会は三十数種目あると言われております。中でも最も古い歴史を持つのがサッカーで,世界の注目が集まっております。多大な経済効果が期待されますことからも,世界のレベルのスポーツを市民の皆様方が身近に親しんでもらうためにも前向きに取り組んでいただきたいと思いますが,改めて市長のお考えを伺います。
○副議長(佐藤忠次) 市長。
◎市長(_橋清) ワールドカップサッカーのキャンプ地に関するお尋ねでございますが,ただいま総合企画局長の方からご答弁申し上げたような形と私も理解しておりますが,リエカ市という友好都市へ訪問いたしました際も,キャンプ地というよりも練習場として使用してもらいたい,こういう形で申し込みをしてまいりましたが,今,キャンプ地という形になりますと,いろんな条件があるようでございます。しかし,4年に一度のお話のございました世界的レベルの大会でございますので,日韓共同で開催されるということもございます。したがいまして,国際交流とか,あるいは経済効果など,さまざまな面で大変意義のあるものでございます。また,川崎市は全国で唯一Jリーグの2チームを有するホームタウンでもございますので,この大会は,そうした面からも本市にとって大きな意義があるんじゃないかと思います。キャンプ地につきましては,申し上げましたとおり練習グラウンドの整備とか受け入れ体制などに取り組んでいかなければならない課題もあるようでございますが,世界に向けた川崎市のイメージアップや地元への経済効果など,本市にとってのメリットは非常に大きいものがあるだろうと存じますので,サッカー協会の皆さんや関係機関とも相談をしながら,ぜひ前向きに取り組んでまいりたい,このように考えております。以上です。
○副議長(佐藤忠次) 石田議員。
◆14番(石田康博) ありがとうございました。あらゆる立地条件も,また施設内容からも,本市が一番の最適地だと思います。出場国にも魅力的なキャンプ地であることをしっかりアピールしていただき,ぜひ市長を先頭に誘致に向けて全力で取り組んでいただきたいと強く要望いたします。
次に,仮称菅生ヶ丘地区特別養護老人ホームについて伺います。仮称菅生ヶ丘地区特別養護老人ホームの現在の進捗状況を具体的にお示しください。また,当施設はどのようなサービスが受けられるのか,その内容を伺います。さらに,特別養護老人ホームは地域との連携や協力を図ることも大切かと思います。そこで,当施設は地域住民の理解と交流を図るために何らかの配慮がなされているのか伺います。以上です。
○副議長(佐藤忠次) 健康福祉局長。
◎健康福祉局長(蟹江徹也) 仮称菅生ヶ丘地区特別養護老人ホームの整備についてのご質問でございますが,初めにこの施設の工事の進捗状況についてでございますが,平成11年1月に着工いたしまして,6月末現在では2階部分コンクリート打設工事が完了いたしまして,3階部分の柱,壁の配筋工事まで進捗しているところでございます。工事の進捗率といたしましては,全体工程の20%程度となっております。また,今後の工事予定についてでございますが,7月末には3階及び屋上部分のコンクリート打設工事を行い,建物全体のコンクリート打設工事を完了する予定となっております。その後は内装設備工事,外構工事等を行いまして,平成12年3月の完成を目指しているところでございます。
次に,本施設の内容についてでございますが,施設入所サービスといたしまして60床,在宅サービスといたしましてショートステイ30床,さらにデイサービスセンター虚弱高齢者対応のB型と痴呆性高齢者対応のE型及び在宅介護の家族への相談部門として在宅介護支援センターを一体的に整備するものでございます。
次に,整備に当たりましての地域住民への配慮についてでございますが,地域交流スペースといたしまして1階に会議室のほか入り口部分に喫茶室を設けるとともに,以前から地域の皆様方に親しまれておりました敷地内の桜の木を施設の周りに残すとともに多目的広場を設けるなど,入所者や近隣住民にも配慮した計画となっております。以上でございます。
○副議長(佐藤忠次) 石田議員。
◆14番(石田康博) 意見,要望を申し上げますが,来年4月から介護保険が導入されます。高齢社会を迎えた今,要介護老人が増加することが予測されており,特別養護老人ホームの早期建設と施設の充実が待たれているところであります。入所待ちがないよう,これからもぜひ高齢者にやさしい施設とサービスの提供を図られますよう強く要望しておきます。
次に,仮称宮前スポーツセンター建設計画について伺います。宮前区犬蔵に建設予定の仮称宮前スポーツセンターの計画予定を具体的にお示しください。以上です。
○副議長(佐藤忠次) 教育長。
◎教育長(松下充孝) 仮称宮前スポーツセンターの建設計画についてのご質問でございますが,本年度,環境影響評価手続及び造成変更設計を実施しまして,平成12年度より造成工事と建築実施設計を行う予定でございます。平成14年度には建築工事に着手し,平成16年度末の完成に向け努力してまいりたいと考えております。以上でございます。
○副議長(佐藤忠次) 石田議員。
◆14番(石田康博) 仮称宮前スポーツセンターが完成してからの職員数と利用する人の受け入れ人数,さらにはどのような種目がトレーニング可能なのか伺います。以上です。
○副議長(佐藤忠次) 教育長。
◎教育長(松下充孝) 仮称宮前スポーツセンターの職員数,受け入れ人数,種目についてのご質問でございますが,初めに開館後の職員体制につきましては他のスポーツセンターを目安に想定しているところでございます。次に,受け入れ人数についてでございますが,種目によって異なりますが,1日当たりの利用者は400人程度を見込んでおります。また,ご利用いただけるスポーツの種目につきましては,バレーボール,バドミントン,卓球,バスケットボール,トレーニングマシン等を予定しているところでございます。以上でございます。
○副議長(佐藤忠次) 石田議員。
◆ 14番(石田康博) 建設予定地は交通の便が悪いところかと思われるが,そこへのアクセス方法と駐車場は何台予定されているのか伺います。以上です。
○副議長(佐藤忠次) 教育長。
◎教育長(松下充孝) 交通アクセスと駐車場についての質問でございますが,スポーツセンターの利用者にはバス等の公共交通機関,徒歩,自転車等による来館をお願いしてまいりますが,駐車場につきましては60台程度を確保できるよう努力してまいりたいと存じます。以上でございます。
○副議長(佐藤忠次) 石田議員。
◆14番(石田康博) 最後に,意見,要望を申し上げます。当施設は,今までの段階までワークショップを開催するなど,市民の意見を取り入れた中で市民参加型の計画が進んできた経緯は大変すばらしいことかと存じます。多くの市民がだれでも気軽に利用できるようなプログラムをスポーツセンターの主催事業として取り入れていただき,さらには高齢者や障害者へ配慮されたやさしい施設づくりを目指し,21世紀に向けて地域におけるスポーツ活動や健康づくりの拠点となるよう,完成後も変わらず地域の方々の意見を取り入れた施設運営を心がけてほしいということを要望いたし,質問を終わります。